上田里美の八幡東病院で発生した事件真相と久留米市での活動

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上田里美八幡東病院で発生した事件真相と久留米市での活動についてご紹介していきたいと思います。上田里美さんは、2007年7月に北九州八幡東病院で認知症高齢者に対してストレス発散を目的とした爪剥がしをした人物として逮捕された事がある。メディアでは上田里美さんを八幡東病院の「爪剥がし看護師」として報道していた。しかし、上田里美さんが八幡東病院で行った行動は看護師として的確な対処であることが後から分かり、無罪となった。

また、現在、上田里美さんは久留米市で若者の妊婦の虐待予防に対する支援活動を積極的におこなっている。それでは、上田里美さんの八幡東病院で発生した事件真相について詳しくご紹介していきたいと思います。

上田里美の八幡東病院で発生した事件真相

事の発端は、上田里美さんが八幡東病院に勤めていたことのお話となるが、まずは上田里美さんの八幡東病院での職務歴と事件までの大まかな流れを以下にまとめます。

  • 1990年に上田里美さんは八幡東病院に看護師として勤務します
  • 2002年になると仕事を評価され上田里美さんは八幡東病院の看護課長へ昇格します/li>
  • 2007年になって上田里美さんは八幡東病院の東6病棟課長へ昇格します

ここまでが、上田里美さんの八幡東病院で発生する事件前の職務歴となっています。この上田里美さんの職務歴から真面目で一生懸命に八幡東病院で看護師の仕事へ取り組んでいたことがわかりますが、ある日突然、上田里美さんと八幡東病院の様子が急変してしまいます。それが、当時2007年に「爪剥がし看護師」としてメディア報道されてしまった上田里美さんと八幡東病院の事件へと発展します。
※「爪110番 爪の話あれこれ・爪のトラブルこれで解消 」爪のトラブルに関する書籍。

それでは、上田里美さんと八幡東病院の事件の流れについて以下にその流れをまとめます。

  • 2007年6月11日に上田里美さんは八幡東病院の認知症高齢患者Hさんの右足親指の爪を切った後、血がにじみ出てきたため綿花で止血します。
  • 翌日の2007年6月12日に上記患者Hさんの家族が血のにじんだ綿花を発見して、爪を切った上田里美さんと八幡東病院に対して不信感を抱いて、八幡東病院主任に状況報告をしました。
  • 2007年6月15日に上田里美さんは八幡東病院の認知症高齢患者Fさんの右足親指の爪を切っていた現場を同僚の看護師Aが目撃しました。そして看護師Aが上田里美さんの行動を八幡東病院主任と同僚の看護師に対して報告します。
  • 2007年6月18日には認知症高齢患者に対する疑いをかけられ、八幡東病院の別病棟の看護部長から上田里美さんへ自宅謹慎処分を伝えられます。

ここまでが上田里美さんの八幡東病院で行った認知症高齢患者に対する爪の対処でありましたが、ここから事態が急速に最悪な方向へと進んでいってしまいます。そして、上田里美さんと八幡東病院の話しの流れを以下の様に続いていきました。

  • 上田里美さんが務める八幡東病院の同僚の看護婦の誰かが患者爪の写真をの新聞社に持ち込むという事態が発生します。
  • 2007年6月25日には新聞社記者が上田里美さんが務める八幡東病院に取材に来るという状況となり、八幡東病院は上田里美さんによる虐待であったと発表します。
  • 翌日の2007年6月26日には上田里美さんが務める八幡東病院に強制捜査が福岡県警によって実行されました。
  • 2007年7月2日は八幡東病院の上田里美さんが傷害罪の疑いによって福岡県警八幡東署に逮捕されてしまいます。

以上が、上田里美さんの八幡東病院で発生した事件でありますが、ここから上田里美さんの無罪が証明されることとなります。ここで少し補足しますが、上田里美さんは2007年6月11日に八幡東病院の認知症高齢患者Hさんの右足親指の爪を切りました。しかし、上田里美さんが切った認知症高齢患者Hさんの爪は「鉤彎爪(こうわんそう)」と呼ぶ爪であり、この鉤彎爪(こうわんそう)は爪が凸凹盛り上がってまるで八木の角のような形状となりながら厚みを増して硬くそして汚れが付く状態となる爪でした。

この鉤彎爪(こうわんそう)の爪を放っておくと、靴などが履けなくなるばかりか、不衛生になってりその爪が何かに引っ掛かって爪が剥けてしまう危険性があります。当時、上田里美さんの八幡東病院での行動はこれらの危険に対してた認知症高齢患者Hさんを守る目的で爪を切ったものであり、看護師が行うマニュアルにはなかったもののこの行為は正しい行動となります。

また、上田里美さんは八幡東病院の認知症高齢患者Fさんの右足親指の爪もニッパーのような物で切ったのですが、この認知症高齢患者Fさんの爪は「肥厚爪(ひこうづめ)」と呼ばれる爪であり、「肥厚爪」は爪が突如分厚くなってしまい硬く鋭くなることによって痛みと怪我を招く可能性が高まり厄介な爪の状態です。
※「爪110番 爪の話あれこれ・爪のトラブルこれで解消 」爪のトラブルに関する書籍。

上田里美さんは八幡東病院でこのような爪の状態の認知症高齢患者さんのケアとして爪を切ったわけでありますが、一般的な看護師がマニュアルに載っていないケアの本質を知らなかったばかりに、上田里美さんが八幡東病院で認知症高齢患者さんに対してストレス発散のために行っている虐待だと勘違いしてしまったことが、後に上田里美さんが逮捕されてしまうきっかけとなりました。

上田里美の八幡東病院で発生した事件から無罪まで

上田里美さんの八幡東病院で発生した事件は、ご本人の上田里美さんが逮捕されたことによってメディアも怒涛の如く「爪剥がし看護師」と報道するため、その流れに歯止めがかからない状態となりました。そして、上田里美さんの八幡東病院で発生した事件について無罪を主張するものの、第一審は有罪となります。

そして、有罪率99.9%とされほぼすべての上田里美さんに対する不信感は高まり続ける中、専門的な医者などは裁判の回数を重ねるごとに上田里美さんの八幡東病院で発生した事件のケアは正しいものであると分かってきました。さらには皮膚科の権威でもありそして東京医科歯科大学名誉教授の西岡清医師が上田里美さんの八幡東病院でのケアに対して正しい手順であると証言しました。

西岡清医師は、もし上田里美さんの八幡東病院でのケアがなかった場合、認知症高齢患者さんの爪は不衛生かつ危険な状態へと発展して、靴下を履くときやズボンなどの衣服を着るときに、その爪が原因で大量出血とともにとても激しい痛みが生じる事態になることを説明しました。

皮膚科の権威であるその道の専門家の意見と爪の状態の事実性について発言があったことが始まりとなり、上田里美さんの八幡東病院での行動は「正しいケア」であり、素晴らしいフットケアの技術であると上田里美さんの判断を称えました。しかし、実際にはフットケアというケアサポートは看護師でも、ほとんどの看護師が知らないケアであったため、何もしらない看護師からみると相手が認知症高齢患者さんであるため、抵抗ができない人への虐待ととらえられてしまったのでしょう。

1990年から真面目に八幡東病院で務めていた上田里美さんにとっては、正しい判断と正しいケアをしていたのにも関わらず、上田里美さん個人の主張などは一切聞く耳を持たれず、いくら状況や理由を説明しても理解してもらえない日々は、そうとう精神的に苦痛であったと思います。

上田里美さんの八幡東病院で発生した事件真相については、このように認知症高齢患者さんのためを思ってケアをして怪我をしないための上田里美さんの優しさと看護師としての使命から来るものであり、まったくの無罪です。上田里美さんの八幡東病院で発生した事件から、長年にわたってようやく無罪ということが証明されましたが、このような事は上田里美さん本人が一番悔しい思いをしていたと思います。

上田里美さんの八幡東病院での行為は正しいケアであったのにも関わらず、同僚の看護師が勝手に認知症高齢患者さんの爪の写真を新聞社に持ち込んだため、発生した事件です。この同僚の看護師も、上田里美さんの八幡東病院の真意をしっかりと直接聞けば良いのに、なぜいきなり新聞社に爪の写真を持ち込んだのかが、謎ですが正しい情報や理由などを聞かずに、一部の事実事例だけを世間に流すのは良くないことだと思いました。

上田里美さんの八幡東病院での行為は正しいケアでありましたが、当時あれだけ報道しておいて上田里美さんの無罪となったことについてはあまり報道がされていません。そのため、上田里美さんの八幡東病院事件の無罪について広めていきましょう。