ビヨンハイバーグ和包丁の伝道師!カナダ人が日本人に伝える

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ビヨンハイバーグという和包丁の伝道師が、大阪堺の町にいる。ビヨンハイバーグさんは、1969年にカナダで誕生して、スウェーデンで育った経験を持っておりますが現在の仕事は、2011年に大阪新世界でスタートさせた「新世界の包丁専門店TOWER KNIVES OSAKA(タワーナイブズオーサカ)」という包丁専門店を営んでいる。

ビヨンハイバーグさんが和包丁に興味を持つきっかけとなったのは、日本の漫画「子連れ狼」を目にしたことが大きいという。

ビヨンハイバーグさんが和包丁に魅せられたきっかけ

ビヨンハイバーグさんが和包丁の虜になり、今ではカナダ人のビヨンハイバーグさんが日本人に和包丁の魅力や良さ、そして使い方などを専門的に教える立場となっている。実際には、カナダ人が日本の伝統文化の和包丁を日本人に対してその魅力を伝えるというと少し違和感が出てきますが、そこに対するものはビヨンハイバーグさんの和包丁に関する知識と経験より、彼のお店を訪れたお客さんにとっては違和感とは正反対の感激という感情の波が押し寄せる。

もちろん、ビヨンハイバーグさんの取り扱う和包丁は日本人のお客さんだけではなく、外国人観光客の方々も「新世界の包丁専門店TOWER KNIVES OSAKA(タワーナイブズオーサカ)」に多く訪れる。外国人から見た日本の和包丁はとても魅力があって人気が高いとビヨンハイバーグさんは語っており、これまでは外国人が日本の和包丁に興味があるものの日本語を話すことができないため「和包丁」の細かい説明がわからないという状況でありました。

そこにビヨンハイバーグさんが和包丁を外国人にとってハードルの低いものするために、外国人が営む「和包丁の専門店」を新世界にオープンさせました。ビヨンハイバーグさんの「新世界の包丁専門店TOWER KNIVES OSAKA(タワーナイブズオーサカ)」では、日本語を含め全5ヵ国語「英語」「中国語」「デンマーク語」「フランス語」での和包丁接客が可能となっている点が外国人観光客にとても支持されています。

主にビヨンハイバーグさんの取り扱う包丁は「和包丁」であるが、真のプロが使う「和包丁」から一般家庭の主婦が使う包丁まで幅広い層に高品質で魅力がある包丁を提案している。例えば、和包丁の切れ味の違いだけではなく、右利き用の包丁から左利き用の包丁まで幅広い包丁の品揃えである。

そんな、ビヨンハイバーグさんが和包丁に魅せられたきっかけが、1992年の23歳の時にワーキングホリデーで日本へ来た時の事であった。日本に来たばかりのビヨンハイバーグさんは和包丁に関する仕事ではなく、英語の講師の仕事をしたりヤスリ販売の仕事をしていました。そして、日本での仕事が11年目を迎えた34歳の時にビヨンハイバーグさんの「包丁」との出会いが訪れました。

このビヨンハイバーグさんが34歳を迎えた時に貿易会社のヤスリ販売をしていて、堺市のある刃物販売会社へ外国製のヤスリを売り込みに入ったことで「和包丁」の切れ味の良さ、そして伝統的な堺包丁の製造過程を目の当たりにして、ビヨンハイバーグさんは和包丁の虜になります。

ビヨンハイバーグさんの和包丁に対する決意

当然ながら、和包丁は熟練の職人が長い長い修行の末に身につく技術によって作り出される日本の伝統包丁です。いくらビヨンハイバーグさんが和包丁に魅了されても、自分自身では和包丁を作ることが出来ません。そこで、ビヨンハイバーグさんはその和包丁のメーカーに入社して、和包丁の製作過程のすべての知識を修行して「自分は和包丁を作ることができないが、和包丁の魅力を世界中の料理人に広めることはできる」と決心しました。

ビヨンハイバーグさんは約8年間の間、堺の和包丁製造メーカーで日本の伝統を学んだ経歴の後、堺の和包丁の魅力を全世界の外国人シェフに対して広める活動を始め、今ではビヨンハイバーグさんが取り扱う和包丁が月に1,000本以上のオーダーが入るまでになっている。それは、「新世界の包丁専門店TOWER KNIVES OSAKA(タワーナイブズオーサカ)」に訪れる外国人観光客だけではなく、日本にいる外国人シェフから、日本の老舗旅館の料理長まで超が付くほどのプロから一般層にまで強く支持されている。

ビヨンハイバーグさんが和包丁の専門店をするまでは、和包丁に対する魅力が日本に滞在する外国人シェフにまであまり伝わっていませんでした。今では、「新世界の包丁専門店TOWER KNIVES OSAKA(タワーナイブズオーサカ)」は日本語を含める合計5ヵ国語での和包丁に対する接客が可能となっているのでビヨンハイバーグさんの存在は、日本の和包丁の世界への伝達としてとても重要な機能を果たしています。

そんなビヨンハイバーグさんの和包丁の世界的な情報発信を大して、大阪の堺市長は以下のような内容でビヨンハイバーグさんに感謝状を贈っています。

感謝状
ビヨン・ハイバーグ様

あなたは本市の伝統産品である堺刃物の品質の高さと奥深い魅力を国内外に発信しその取り組みが各種マスメディアに取り上げられるなど堺刃物の知名度向上と普及に大きく貢献されました
ここに深く敬意と感謝の意を表します

堺市長 竹山修身

ビヨンハイバーグさんが和包丁に興味をもつ一番のきっかけとなったものは、日本の漫画「子連れ狼」であるので、こうして彼がこの漫画を目にすることがなかったら、和包丁が全世界から注目されるきっかけももしかしたら、今現在無かったのかもしれません。

外国人の方が本当に日本の伝統に対して魅力を持ち、人生のすべてをかけて全世界に日本の良さを発信してくれていることは、とても喜ばしいことですね。