変形するタイヤホイール無限軌道へ対応するRWTをDARPAが開発

変形するタイヤホイール無限軌道へ対応するRWTをDARPAが開発した。DARPAの変形するタイヤホイールの動画説明によると、様々なシーンに合わせて変形するタイヤホイールを機能させル無限軌道へ対応する技術を使って安定した車両状態を保つ効果がある。

変形するタイヤホイール無限軌道へ対応

このDARPAの変形するタイヤホイールの動画説明では、たった数秒という短時間で変形するタイヤホイールの状態を見ることができる。そのDARPAの変形するタイヤホイールRWTの出だしは、まるでオニギリのような三角型のタイヤホイール形状だが一瞬の間に、丸形に変化する。いわいる私たちが日常的に使用している車のタイヤの形状だ。

その後再び、一般的なタイヤホイール形状の丸形から、オニギリ型へと変形するタイヤホイール。それもたったの数秒という短時間で切り替わる。DARPAの変形するタイヤホイールは、動画でも紹介されている通り、4本装着でなくともリア部分に2つの装着だけという部分的な利用も可能な様子であった。

このDARPAの変形するタイヤホイールは、車両を使って荷物を運ぶときなどに活躍することが予測される。これまでは変形するタイヤホイールが存在しなかったため、特殊なタイヤホイールを交換使用するしか方法はなかった。しかし、DARPAの変形するタイヤホイールではボタン一つで、時には丸形、時にはオニギリ型と、通行シーンに応じて柔軟で安定した切り替えが可能となる。

また、DARPAの変形するタイヤホイールの後半の動画では、タイヤホイール部分の高さの自由な変形を可能としている。凹凸の激しい道や段差のある道、そして坂道が続く不安定な場所などを平行移動することが可能である。これまでであれば、変形するタイヤホイールがないため、坂道などを車が平行移動することはできなかった。

しかし、タイヤホイール部分の高さを自由に調整できることにより、坂道でも荒れた凸凹道では車両の平行性を保って運転することができるため、このような整備されていない道路での大きな荷物輸送にも適している。このようなDARPAの変形するタイヤホイールがないと車両での不安定な道を大きな荷物を積んでの移動は不可能であった。

このようなDARPAの変形するタイヤホイールの技術はとてもすごいので、レスキューシーンでの応用もできそうである。単純に車両だけではなく、スノーモービルなどへの取り付けが可能となれば、雪道での大型荷物の輸送から雪山のレスキューにも役立ちそうですね。