家具固定法を知ると地震が発生した時に身を守れる
- 2018.06.26
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地震の発生頻度が高い最近では、家具固定法についてとても注目されております。家具固定法とは、突然の地震の発生により家の家具が倒れたり、それによる二次被害も発生してしまう可能性があります。しかし、家庭にある家具の固定方法とその効果や手順そして家具固定法のやり方をしっていることで、地震による二次被害を未然に防ぐことが可能になります。
家具固定法に必要な道具とそれぞれ効果
一般的に家具固定法は、特殊な道具や器具そして入手が困難なアイテムは必要ありません。つまり、誰でも家具固定法に使う道具は購入できるという利便性の高いアイテムを中心に、家庭の家具の固定やその道具毎の効果についてまとめていきたいと思います。
まず、記憶に新しい阪神淡路大震災では主に揺れによる被害が大きくありました。津波が発生しない時の地震による死者の8割以上の原因が家の倒壊や家の家具などによる圧迫死となっています。つまり、大きな地震が発生してしまい、その二次被害の方で命を落としてしまった方がとても多いという衝撃的な事実があります。
つまり、地震発生によるこの二次被害部分は私たちの意識次第で未然に防ぐことも可能な範囲でもあり、そのために家の中にある大きな家具などは「家具固定法」のやり方やその効果についてしっかりと知っておく必要があります。この家具固定法を知っているか知っていないかで、そして家具固定法を実施しているかしていないかだけで、地震による二次被害の生存率が大きく向上します。
家具固定法が必要とされる家具ポイント
それでは、突然大型地震が発生しても、家具固定法をして二次被害が発生しづらくする必要がある家具のポイントについて以下にご紹介します。地震発生時に家具固定法をしていないために困る二次被害といえば、直接的な大型家具が自分に倒れてくるということですが、それ以外にも重要なポイントがいくつかあります。
- 収納能力の大きな家具
- 家の中の通り道を塞いでしまう可能性がある家具
- 頭上あるいは落下の可能性がある上に固定された家具
- 転倒してガラスなどが飛散する可能性のある家具
上記の特徴がある家具は、家具固定法を実施することによって当然大きな地震が発生しても二次被害を大きく抑えることが可能になります。もし、家具固定法の対策をしていなくて大きな地震により大型家具が自分に倒れてきたらカナリ危険です。また、地震の影響によって家具が自分に倒れてこなくても、肝心な逃げ出すルートが家具によって塞がれてしまったら閉じ込め状態になってしまいます。
特に大型家具がルートやドアを塞いでしまうと、自力で重量のある家具を動かすのは困難な場合もあります。さらに、地震発生により、頭上の電球や壁掛け時計などが落ちてきたりすると大けがをする場合もあります。また、地震による大きな揺れが原因でガラス製など鋭い破片を飛散させるものが倒れて割れてしまったら、非難する前にケガをしてしまう可能性もあります。
これらの地震による二次被害を防ぐためにも、上記のような特徴のある家具はしっかりと家具固定法をしって固定していきましょう。
家具固定法に使う道具と強度や効果
家具固定法で家具を固定する際に使用する道具の強度や効果についてご紹介します。
まずは地震対策による道具を強度別にまとめてみました。
上記の家具固定法に使う道具は、左に行くにつれて強度や効果が弱く、右に行くにつれて強度や効果が強く安心になります。
家具固定法に使う道具の使用シーンについて
- ストッパー式:大きな家具には不向きなので小さな置物などを固定します。
- マット式:同様に小さな家具や置物への固定向きです。
- ポール式:ポール式はつっぱり棒のイメージでタンスなどの大型家具を天井の隙間を埋める形で使用します。
- L型金具:もっとも利便性がある固定金具であり壁掛けや大型家具などの固定に向いています。
- ベルト式とチェーン式:テレビなど複雑な形をして重量のある家具などに適しています。
以上が、家具固定法に使う道具の使用シーンです。それぞれ固定金具は適した家具があるため地震による二次被害を防止するためにも家具固定法を実施してみてください。